この日のKIDS CLASS。マット運動と基礎運動から開始し、テクニックは三角絞めとスパイダーガード。巻いた状態でオールシチュエーションに対応できるよう、ドリルセッションをおこないました。最後はうまく使いこなせるようになっており、みんなの集中力の高さが最近素晴らしいと思います。
その後スタンドスパーリングを20分、パスガードスパーリングを20分、柔術スパーリングを40分。これだけのスパーリング量をこなせるというのは大人でも難しいのですが、ここ数ヶ月、彼らは難なくこなせるようになっています。JUNIOR CAMPがなくても、今の彼らは十分成長できています。
以前は少しオーバーワーク気味かな?と思っておりましたが、今は微塵も感じられません。やる気が前面に出ており、集中力も素晴らしく、それに乗じて実力が飛躍的に上がってきています。久々に私も子供達のスパーリングに入りましたが、皆の強さに本当にびっくりしました。技術も力も、この短期間での成長度の高さは、大人ではこうはいきません。まさに子供の特権だと思います。
野武士の子供クラスは、スパーリング量が多いのが特長で、もちろん前半の基礎運動と技術練習は大切ですが、子供達は体で覚え、自分で開発していく天才でもありますから、実際に自分で動いて掴んでもらう練習機会を、なるべく多くするようにしています。そのため、最初はキツいと感じられる部分もあるかもしれませんが、成長するコツをつかんだ後は、ちょうど良い練習量になっていると思います。
7月にはJUNIOR CAMP、8月には「全日本キッズ柔術選手権」を見据え、皆やる気十分です。試合の勝ち負けよりも、練習でこれだけ充実できている時点で、何も言うことはありません。今後はこの流れを壊すことなく、適切なアドバイスができるようにしていきたいと思います。